日銀の総資産が8月31日時点で572兆7193億円と世界の中央銀行で最大となった。ドル換算(1ドル=108円)すると5兆3030億ドルで、欧州中央銀行(ECB)の5兆1521億ドル(8月30日時点、1ユーロ=1・10ドル換算)を超え、米連邦準備制度理事会(FRB)の3兆7599億ドル(8月28日時点)も大きく上回る。経済失速への懸念で各国の中央銀行は緩和路線にかじを切っており、日銀の総資産も拡大を続けそうだ。
中銀の資産は市場から買い入れた国債や上場投資信託(ETF)などのリスク資産、民間銀行への貸出金などで構成。中銀は、市場から国債などを買い入れることでお金の供給量(マネタリーベース)を増やし、景気を下支えする。そのため、お金の供給量を増やせば増やすほど、総資産も増える。
この記事は有料記事です。
残り1541文字(全文1883文字)
毎時01分更新
養鶏業界を巡る汚職事件は15日、吉川貴盛元農相(70)が在…
観衆の投げ銭を糧に生きるまれな芸風から「伝説の大道芸人」と…
自分の日常を揺るがすものとの出合い――。編集者・ライターで…