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小島ゆかり・評 『旅する絵描き タブローの向こうへ』=いせひでこ・著

 (文藝春秋・2035円)

絵とエッセイが展く新しい世界

 美しい絵本である。美しいという言葉が上滑りしないよう、意味ありげにならないよう、静かにゆっくりと「美しい絵本」と言いたい。

 「パリ、ロンドン、ニューヨーク、東京、神戸……激しく時空が行ったり来たりする物語。マハさんの原稿はいつどこから送られて来るのかわからなかった。私の旅にそっくりだった。(中略)作家の想像を絶した創作熱と孤独と同じくらいの熱量で、絵描きは新しい旅に出た。空に、麦畑に。パリへ、過去へ。そしてタブローの向こうへ――」。

 「あとがき」に記された作家とは原田マハ。絵描きとはむろん著者自身である。そしてタブローはフランス語…

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