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アートの扉

三宅之功 はじまりのはじまり 「奇跡の誕生」彫刻に

=山口県宇部市ときわ公園内UBEビエンナーレ彫刻の丘で2019年9月28日、上入来尚撮影

 高い空ときらめく湖、緑のじゅうたんが広がる公園にさまざまな野外彫刻が点在する。「この彫刻は卵だよ!」。笑顔で写真を撮る家族連れの周りを爽やかな秋風が吹き抜けていく。

 山口県宇部市で開催中の「UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)」は世界有数の野外彫刻展だ。戦災で荒廃した市の復興計画の延長として1961年に始まり、今年で28回を数える。国内外で活躍する日本人彫刻家を輩出し、2009年以後は海外からも作品を公募。今回は34カ国・地域から234点が集まった。

 足かけ2年の審査と制作を経て、今回大賞に輝いたのは三宅之功さん(43)の「はじまりのはじまり」。高さ3・5メートルの卵形で、表面は金属製の殻で覆われている。殻の下には人工土壌が敷かれ、芽吹いた植物が曲線を描く殻の隙間(すきま)からのぞく。伸びゆく草葉はやがて青々と卵を包むのだろうか。硬く不変な彫刻のイメージとかけ離れた、「有機的に変化する彫刻」だ。

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