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多様性と調和/7 熱で伝える女性監督 柔道ブラジル男子率いる日本人

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柔道世界選手権の男女混合団体戦でブラジルを銅メダルに導き、選手をたたえる男子代表監督の藤井裕子さん(左)=東京・日本武道館で9月、喜屋武真之介撮影
柔道世界選手権の男女混合団体戦でブラジルを銅メダルに導き、選手をたたえる男子代表監督の藤井裕子さん(左)=東京・日本武道館で9月、喜屋武真之介撮影

 異国の地で男子代表を率いる異色の女性柔道家がいる。愛知県大府市出身でブラジル男子代表監督の藤井裕子さん(37)だ。きめ細かく情熱的な指導で、母国で開かれる東京五輪に向け奮闘している。

 「ベイビー」。藤井さんの呼びかけの先にいるのは、男子100キロ超級で五輪2大会連続銅メダル中のラファエル・シルバ選手(32)だ。203センチ、160キロの屈強な体にして誰もが警戒を解く童顔なことから藤井さんが名付けた。多くの選手を愛称で呼ぶのは距離を縮める工夫でもある。ただ指導に熱がこもってくると、ブラジル生活6年余りで覚えたポルトガル語に身ぶり手ぶりを交えて「熱で伝える」。そんな藤井さんを選手たちは敬意を込め「センセイユウコ」と呼ぶ。

 五輪メダリストを輩出する大府市の名門・大石道場で5歳の時に柔道を始めた。中学3年で全国2位になるなど実績を残したが、日本代表には届かなかった。広島大大学院を修了した24歳で現役引退し、語学留学で英バース大に進んだことが指導者の原点となった。

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