さいたま市が「企業向け貸農園」と協力協定 障害者雇用支援か囲い込みか賛否両論

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「企業向け貸農園」のビニールハウス=さいたま市岩槻区で2019年9月20日午前11時17分、山田奈緒撮影
「企業向け貸農園」のビニールハウス=さいたま市岩槻区で2019年9月20日午前11時17分、山田奈緒撮影

 障害者雇用の場として運営されている「企業向け貸農園」を巡り、さいたま市が今年2月に協力協定を結んだことに賛否の声が上がっている。貸農園は、利用企業が雇用した障害者に農園で作業してもらう形態。「障害者が安定した所得を得られる」と歓迎する声がある一方、「障害者雇用の“外注ビジネス”に自治体が協力すべきではない」との批判も上がる。農園は今月末に本格始動する。【山田奈緒】

 さいたま市が協定を結んだのは人材派遣会社の子会社「エスプールプラス」(東京都)。利用企業はエス社が集めた障害者を最低賃金水準の月給約11万円で雇い、エス社に農園利用料や障害者紹介料を払う。

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