2020年東京五輪に出場するホッケー女子日本代表「さくらジャパン」のディフェンダー。08年北京、16年リオデジャネイロに続き、3回目の五輪出場を目指す。ベテランとして若手と積極的にコミュニケーションを重ね、風通しのいいチーム作りに気を配る。
ホッケーが盛んな富山県小矢部市で育ち、10歳でスティックを握った。高校から日本代表に選ばれ、大学は強豪の天理大へ。大学時代は部活動や代表合宿などで休日があった記憶はない。「チームスポーツは一人じゃ何もできない。周囲の支えに感謝し、私も誰かを支える思いを持つことを学んだ」
04年アテネ五輪はメンバー争いに敗れ、「人生初の挫折」を味わった。その悔しさが自分を挑戦者に変えた。だが、北京五輪も、けがから復帰後に引退を決めて臨んだリオ五輪も、力を出し切れなかった。豪州に語学留学して気持ちをリセットし、帰国後は慶応大ホッケー部のコーチに就任した。懸命にボールを追いかけ、大声で鼓舞し合う学生の姿がまぶしかった。そんな時、代表選考会の開催通知が届く。ホッケーができる喜びに浸りな…
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