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月刊パラリンピック

パラスポーツからの贈りもの 誇らしい 感謝のお辞儀=越智貴雄

ロンドンで9月に行われたパラ競泳の世界選手権男子100メートル平泳ぎ(知的障害クラス)で世界記録樹立後、「ありがとう、ありがとう」とつぶやきながら、手を合わせて深くお辞儀をした山口尚秀=写真家・越智貴雄さん撮影

 9月にロンドンで開催されたパラ競泳の世界選手権男子100メートル平泳ぎ(知的障害クラス)決勝。スタートで勢いよく飛び出した18歳の山口尚秀(瀬戸内温泉スイミング)は前半トップで折り返した。後半、猛追するライバルを退け、1分4秒95の世界記録で金メダルに輝いた。日本競泳陣で東京パラリンピック内定第1号となった。

 電光掲示板で結果を確認した山口。喜びを爆発させると思いきや「ありがとう、ありがとう」とつぶやきながら、手を合わせて深くお辞儀をした。多くの歓喜の瞬間を見てきたが、こんなシーンは初めてだ。その行為に会場からも大喝采。山口はメディアからのインタビューに、「この大会を用意してくれた関係者や審判など多くの皆さんに感謝していた」と話した。同じ日本人として世界に見せた感謝のお辞儀は、誇らしかった。

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