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女子中学生、海転落の女児救助 抱えて50メートル泳ぐ 後輩2人が陸でサポート

海に転落した女児を救助し感謝状を受けた(左から)藤島さん、草野さん、本田さん

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 福岡県宗像市の離島・大島にある小中一貫の大島学園の中学2年、藤島海琴(みこと)さん(14)、中学1年の草野寧彩(ねいろ)さん(12)と本田悠さん(12)の3人が、海に落ちた女児を救助し、7日、宗像市と宗像地区消防本部から全校児童生徒の前で感謝状を贈られた。藤島さんが海に飛び込んで女児にペットボトルを抱かせて助け、後輩2人がサポートに回るなど見事な連携を見せたという。【前田敏郎】

 消防本部によると、8月31日夕、バレーボール部の3人は、練習で島に来ていた他校の部員を波止場で見送って帰る途中に「人が海に落ちた」と助けを求める声を聞き、釣りをしていた親子3人のうち女児(7)が転落したことを知った。

 藤島さんは草野さんに近くにあったペットボトル(2リットル)を空にして取ってくるよう頼み、本田さんには父親と男児を落ち着かせるよう指示。ボトルを受け取ると草野さんにフェリーターミナルへ助けを求めに行くように再度指示した。

 自らは靴と靴下を脱いで約3メートル下の海に飛び込んだ。女児にボトルを抱かせて「大丈夫だよ」と声をかけながら肩に手を回し、防波堤の階段のある場所まで約50メートル泳ぎ、父親に託して引き揚げてもらい、無事救助した。

 本田さんは海中の2人を励まし続け、泳ぎ着いた藤島さんが防波堤に付着した貝でけがをしないよう靴を渡したという。

 藤島さんは漁師の父、誠治さん(44)に幼い頃から「おぼれている人がいたら浮く物を持たせろ」と言われていたそうで「教えられた通りに行動し、助かってよかった」と話した。草野さんと本田さんは「藤島さんの冷静な指示で協力して動けました」と語った。

 親子3人は島外から釣りに来ていた。後日、女児からお礼の手紙が学園あてに届いたという。竹原校長は「3人の判断力と行動力は素晴らしい。学園の誇りです」とねぎらった。

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