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松山・鹿島のシカ、恒例行事「角切り」後に10頭死ぬ 愛媛県天然記念物

過去の「シカの角切り」の様子=松山市北条辻の鹿島で2010年10月24日午後3時11分、津島史人撮影

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 愛媛県指定天然記念物の松山・鹿島(かしま)のシカが、秋恒例の「角切り」の後、10頭死んでいたことが判明した。いずれも角を切られた雄。昨年も角切りで5頭が死んでおり、島の雄シカは子ジカ2頭も含め5頭に減った。野志克仁松山市長は8日の定例記者会見で、「命が失われることがないよう、できる限り良い方法をとりたい」と述べた。

 角切りは発情期の雄のシカが互いの角で傷つけることがないよう毎年秋に麻酔を注射してのこぎりで根元から切り落とす。今年は今月1日に13頭の角を切った。1頭の解剖によると、麻酔を打つ際に興奮し唾液が気管に入ったことによる誤嚥(ごえん)性肺炎が死因とみられ、麻酔で横たわっていたところを他のシカに踏みつけられて内臓が損傷した形跡もあったという。

 昨年は麻酔から覚めたシカが斜面を転げ落ちるなどし、16頭のうち5頭が死んだ。今回で島内の飼育頭数は7日現在で雄5頭、雌47頭の計52頭となった。市は学識経験者や地元関係者でつくる「北条鹿島シカ保護検討委員会」から意見を聞き、対策を講じる。【中川祐一】

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