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川が増水、ツアー客流され1人死亡、1人不明 秋田・小又峡

8日の捜索活動を終えて引き揚げる救助隊員=北秋田市で2019年10月8日午後5時13分、高野裕士撮影

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 8日午後1時半ごろ、北秋田市森吉の小又峡(こまたきょう)にある「三階滝(さんかいのたき)」付近で男女2人が流されたと119番があった。いずれも70代で、男性は関東圏などの中高年18人が参加したツアーのガイドで、女性はツアー客。秋田県警のヘリが小又川の下流部で女性を発見し救助したが、心肺停止で死亡が確認された。県警と消防が9日も男性の捜索を続ける。

 県警によると、男性は秋田県仙北市の会社役員、小野信也さん(73)、女性は静岡県藤枝市在住とみられ、身元の確認を進めている。

 ツアーを企画した旅行会社「クラブツーリズム」(東京都新宿区)によると、秋田の名勝地などを1泊2日で巡る内容で、ガイド1人と添乗員1人が引率していた。この日は現場に近い森吉山(約1454メートル)に登る予定だったが、天候の悪化で取りやめ、小又峡の散策に変更。18人のうち16人が参加した。

三階滝の地図

 散策の参加者らから事情を聴いた地元の観光業関係者によると、散策中に小又川が急に増水し、一部の参加者が橋の上に取り残された。この中にいた女性がバランスを崩し、小野さんが女性を支えようとして一緒に川に転落して流されたという。残った参加者はその後、自力で脱出し無事だった。

 気象庁によると、現場に近い北秋田市阿仁合地区ではこの日未明から断続的に雨が降り、午前9~11時に13ミリを観測していた。県警は、安全管理面や当時の状況などについて、同社や参加者から事情を聴いている。

 現場一帯は県北部に位置し、森吉山の北東山麓(さんろく)にある小又峡は、太平湖の船着き場から三階滝までの1・8キロにわたって遊歩道が整備されている。県の名勝と天然記念物に指定され、初夏から秋には多くの観光客が訪れる。現在は紅葉シーズン。

 三階滝付近では2015年8月、沢登りをしていた4人グループのうち埼玉県と横浜市の男性2人が滝つぼに転落して死亡する事故が起きている。【中村聡也、高野裕士】

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