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SUNDAY LIBRARY

著者インタビュー 本橋成一『世界はたくさん、人類はみな他人』

いろんな個性を持つ人たちが互いに迷惑をかけあう社会でいい

◆『世界はたくさん、人類はみな他人』本橋成一・著(かもがわ出版/税別1600円)

 「写真を撮るのは好きですが、文章を書くのは難しいですね。うまく書こうとするとダメなんだよね」と笑う。

 本書は、多くの写真集を世に送り出してきた本橋さんの、初めての文章の本だ。 本橋さんは東京・東中野生まれ。空襲で焼け野原になった町の様子をよく覚えている。「戦時中は大人がいつもピリピリしていました。終戦後は暮らしは苦しかったけど、大人がやさしくなったのが嬉しかった。父は手を動かすのが好きで、バラックで家をつくってくれました。その頃、父が使っていた釘箱はいまも僕が使っています」

 その釘箱のひとつが、本書の表紙写真に収まっている。家は本屋を営んでいたが、本はあまり読まなかった。…

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