北アフリカのアルジェリアは1990年代、政府軍とイスラム原理主義勢力との内戦で約15万人の命が失われた。母国が差別と憎悪の連鎖に苦しむ中、サリマ・スアクリさん(44)はアルジェリア代表として、女子柔道が初採用された92年バルセロナから4大会連続で五輪に出場。内戦で最愛の家族を奪われ、イスラム圏の女子選手として偏見と闘った日々が、スポーツや教育を通じて男女平等の大切さを訴える原点だ。
国際柔道連盟(IJF)が8月、東京都内で開催した男女平等を考える会合。来日したスアクリさんは半生を振り返り、「私の目標は、少女たちに平等の機会を保証することです」と力を込めた。
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