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山は博物館

水をめぐって/1 尾瀬沼にえん堤、口約束の犠牲

燧ケ岳から望む尾瀬沼。右端にえん堤があり、さらに行くと尾瀬ケ原、中央奥に取水口、左奥に長蔵小屋がある=去石信一撮影

 <くらしナビ・環境>

 高山植物の宝庫・尾瀬で、1900年代初頭から浮かんでは消えた水力発電用ダム建設計画に対して、尾瀬を愛し、保護を訴えてきた植物学の権威、武田久吉(たけだひさよし)氏(1883~1972年)は突然、小規模ながら尾瀬沼にえん堤を造って水をため、発電所に水を送るトンネルを掘ることに同意した。翻意の裏に一つの口約束があった。

 尾瀬は福島、新潟、群馬3県にまたがり、尾瀬沼(湖面標高1665メートル)と尾瀬ケ原(標高約1400メートル)の両地域に分かれる。どちらも山に囲まれ、ダム湖に都合がいい。重工業が発展して電気の需要が高まり、建設地として狙われた。もしダムができれば、貴重な植物と原始的風景が水没する。

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