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インコ虐待 避妊具かぶせて棒押しつけ 男に罰金20万円求刑 名古屋簡裁

名古屋簡裁=名古屋市中区で、川瀬慎一朗撮影

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 飼っていたインコを虐待したとして、動物愛護法違反の罪に問われた住所不定、無職の男(34)の公判が9日、名古屋簡裁(上杉誌朗裁判官)で開かれた。検察側は罰金20万円を求刑し、弁護側は寛大な判決を求めて結審した。判決は18日。

 男は虐待の様子を会員制交流サイトに投稿し、動画を見た愛鳥家が愛知県警に相談して事件が発覚した。起訴状によると、男は6月22日ごろ、名古屋市内の当時の自宅で飼育していたインコに避妊具をかぶせて動けなくした上で、棒を押しつけるなどの虐待行為をしたとされる。

 被告人質問で男は、当時の自宅はペット飼育が禁じられており、インコが鳴くため「隣人に聞こえ、追い出される危機感があった」として虐待に及んだと答えた。動画投稿は「承認欲求を満たすため」だったという。インコは死んでゴミ袋に入れて捨てたという。

 検察側は論告で「怒りにまかせた犯行。本件以外に水に沈める動画もあり、常習的犯行の一端であることを否定できない」と指摘。「社会的にも悪影響があり、厳しい処罰が必要」と訴えた。

 弁護側は「内省を深め、再犯は考えられない」として寛大な判決を求めた。

 インターネット上では、愛鳥家の間で厳罰を求める署名活動が広がり、名古屋簡裁宛てに1万1000人以上分の嘆願書が提出されている。インターネットに動物の虐待動画を投稿するなど悪質な事例が後を絶たないため、今年6月に改正動物愛護法が成立している。【川瀬慎一朗】

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