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V候補ウェールズがフィジーに苦戦 先行きに不安を残す

【ウェールズ-フィジー】前半、ウェールズのアダムズがキックパスのボールをつかみトライを決める=昭和電工ドーム大分で2019年10月9日、徳野仁子撮影

 ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会は9日、1次リーグ3試合が行われ、D組のウェールズ(世界ランキング2位)はフィジー(同11位)に29―17で逆転勝ち。ボーナス点を含め勝ち点を14に伸ばし、オーストラリアとともに決勝トーナメント進出を決めた。フィジーは1勝3敗で1次リーグ敗退となった。 (世界ランキングは8日現在)

後半、FWとバックスが一体 底力で勝利

 しぶとくボールをつなぎ、一瞬のすきを逃さずトライに結びつける。赤色のジャージーと国章に描かれた竜から「レッドドラゴン」の異名を取るウェールズがバックスの息の合った連係プレーで劣勢をはね返した。

 17―17で迎えた後半20分。CTBのJo・デービスが抜け出すと後方へ片手でパスを出した。それを受けたWTBアダムズが左タッチライン際を駆け抜け、インゴールへ。

 さらに8分後、フィジー陣で粘り強く連続攻撃を重ね、SHのG・デービスからFBのL・ウィリアムズへとつなぎ、トライを決めた。後半に疲れが見えたフィジーに対し、息の合った連係プレーで勝利を決定づけた。

 出だしから劣勢を強いられた。前半7分にはFWが反則でシンビン(10分間の一時的退出)となり、10点をリードされた。

 ここでSOビガーの正確なキックで流れを取り戻した。前半17分にはゴール前で左サイドのアダムズへ絶妙のキックパスを通し、トライに結びつけた。後半もリードを許す場面はあったが、FWとバックスが一体となり、底力で勝利をつかんだ。

 ただし、勝利の代償は大きかった。フィジーの激しいタックルを受け、ビガーやアダムズ、Jo・デービスといった主力が負傷し、試合後には流血している選手もいた。ガットランド監督は「彼らの他にもかなりダメージを受けている」と表情を曇らせた。3連勝で決勝トーナメント進出は決めたが、やや先行きに不安を残す一戦になった。【浅妻博之】

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