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花谷寿人論説委員

 埼玉県の奥秩父地方を源流とし、東京湾へ流れ込む荒川は、その名の通り、昔からたびたび氾濫した。

 洪水を防ぐため、大正期に放水路を作る目的で東京の北部に巨大な水門が造られた。それでも、水門より上流では水害が続いた。

 水門に近い川の中に1本のポールがそびえ、過去の水位の観測データが記されている。いちばん上は1947年のカスリーン台風の8・6メートルだ。

 水害への警告であろう。列島全体を見渡しても、ここ数年で、九州北部豪雨、西日本豪雨など大規模水害に見…

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