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歌舞伎 天竺徳兵衛韓噺 妖術使い鮮やかに=評・小玉祥子

天竺徳兵衛韓噺(てんじくとくべえいこくばなし)

 天竺(てんじく)(インド)帰りの妖術使い徳兵衛を主人公にした四世鶴屋南北作品の通し上演。芝翫が初役で挑んだ。国立劇場文芸研究会補綴(ほてつ)。

 序幕が将軍家の重臣、佐々木桂之介(橋之助)と銀杏(いちょう)の前(米吉)の恋もようを描いた「北野天満宮」。宝剣を紛失した桂之介の詮議をする又五郎の梅津掃部(かもん)と歌昇の山名時五郎が好対照をなした。橋之助と米吉が初々しく美しい。

 見せ場となるのは、続く2幕。「吉岡宗観邸」では、芝翫の徳兵衛が、見聞してきた海外のあれこれを、おもしろおかしく話す。今回は琉球(沖縄)から始まり、ハワイ、天竺までの名所を織り込んで達者に語り、場内を沸かせた。宗観(弥十郎)は生き別れていた徳兵衛の実父で、正体は滅んだ大明国の臣、木曽官(もくそかん)であり、日本の征服をもくろんでいた。

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