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演芸評

神戸文化ホール 第45回東西落語名人選 トリの小三治、自然体の真骨頂

「第45回東西落語名人選」に出演した柳家小三治=神戸市中央区で、山田夢留撮影

 神戸文化ホール「東西落語名人選」は、1974年8月に始まり、以来東京からは円生、小さん、馬生、志ん朝、談志等の名人上手が出演。その45回目、昼の部を観(み)る。トップから上方落語協会会長・笑福亭仁智「めざせ甲子園」。古典落語「大安売り」をベースに置いた創作初期の傑作。マクラで夏の高校野球大会歌「栄冠は君に輝く」を唄(うた)い出せば、会場も手拍子、合唱。負け続けの野球部監督が贔屓(ひいき)に期待を持たせてゆく……。例えば、「ピッチャーが七、八、九と3回、パーフェクトに抑えたて?」「その代わり六回まで83点取られました」「それは打ち疲れや!」。

 柳家三三(さんざ)の「釜泥」。ここ数年、毎年腕を上げている感がある。ポーカーフェースの毒舌。「昔からマクラの長い噺家(はなしか)にロクな奴(やつ)はいない……何か?」と師匠の小三治を皮肉り、盗んだ釜の中からイビキが聞こえ「客席か?」。だが落語人物の切り替えは見事。笑福亭松喬「饅頭(まんじゅう)こわい」、桂福団治「藪(やぶ)入り」と上方勢が続き中入り。寄席囲いの舞台は、中入り時には後方の障子が開き…

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