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科学の森

科学映像を次代に残す 市民団体がデジタル化

 日本では100年近く前から多くの科学映画が作られてきたが、近年はフィルムの劣化などでその貴重な映像が失われつつある。危機感を持った市民団体が古い映像を収集、デジタル化し、インターネット上で無料公開する試みを続けており、人気だ。【柳楽未来】

 ●かつて積極活用

 日本では1930年ごろから、自然の仕組みなどを克明に撮影した科学映像が盛んに作られ始めた。36年には国内で初めて映像で日食をとらえた「黒い太陽」が発表され、高い評価を受けた。39年には、物理学者の中谷宇吉郎の指導によって撮影された「雪の結晶」が発表された。タイトル通り雪の形成過程が明らかにされ、結晶の不思議な模様が評判になったという。戦前から科学映像は記録を残すだけでなく、科学の解明や教育に積極的に利用されてきた。

 戦後も映像製作は盛んで、60年代ごろまではフィルムが巡回され映画館などで上映された。しかし、テレビの普及や映像のデジタル化の影響で、フィルム撮影の映像を見る機会が減った。またフィルムの経年劣化や、製作者の高齢化で保管場所が分からない作品もあり、過去の映像を残すには課題が多かった。

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