トルコ軍は9日、隣接するシリア北部でクルド人勢力に対する地上作戦を開始した。この日、空爆や砲撃によって始めた軍事作戦を本格化させた。在英民間組織のシリア人権観測所によると、民間人8人を含む計15人が死亡した。クルド人勢力の大規模な反撃も予想され、戦闘激化への懸念が高まっている。
トルコ軍は2016年と18年にもシリア領内のユーフラテス川西側への越境作戦を実施したが、今回はクルド人勢力の「本丸」とされる川の東側地域が対象。クルド系メディア「ルダウ」などによると、ラス・アルアイン、アムダを攻撃し、数千人が避難を始めた。
トルコのエルドアン大統領はツイッターで、シリアからトルコ南部に抜ける「テロリストの回廊」を阻止するとし、軍事作戦はあくまでテロ組織掃討が目的と強調。またトルコ軍は「標的は武器庫で、民間人の居住地域からは離れている」と主張している。
この記事は有料記事です。
残り711文字(全文1088文字)
毎時01分更新
糖尿病を抱えるため入院を希望したのに、行き先は療養者用ホテ…
俳優の仲代達矢さん(88)は東京でB29による空襲を経験し…
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い福岡県など7府県に緊急事…