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千葉の被災地、台風19号に不安募らせ

台風15号で天井が崩落した粕谷喜美子さんの自宅アパート。現在は避難所で暮らしている=千葉県館山市で2019年10月8日午後4時51分、秋丸生帆撮影

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 千葉県の被災者たちは、今週末に上陸の恐れがある台風19号に不安を募らせている。

 2階の屋根が吹き飛んだ館山市の自宅アパート前で、粕谷喜美子さん(51)は「悲しい」と繰り返した。台風15号の影響で1階自室の窓ガラスが割れた。雨水がたまった重みで1階の天井が崩れ落ち、避難所生活を送る。

 被災前から仕事を探していたが見つからない。他のアパートに転居しようにも敷金などが捻出できない。追い打ちをかけたのは、消費増税だ。「避難生活を続ける人がいると政府は認識して」と訴える。台風19号で自宅の電化製品が水浸しにならないかも心配で、「前に進もうにも身動きが取れない」とうつむいた。

 同市の布良(めら)漁港を見下ろす高台にある沼野弘子さん(83)の2階建て住宅は、台風15号で屋根が飛ばされた。雨が吹き込み家財道具は使えなくなり、内壁にカビが広がって異臭を放つ。1カ月間、市内の寺で避難生活を続けている。

 ボランティアが屋根にブルーシートを張ったが、強風の度に飛ばされ、4回張り替えた。「台風15号と同じような台風が来たら、もうこの家はもたない」と悲痛の声を上げた。県内では今も46人が避難所に身を寄せている。【秋丸生帆、中島章隆】

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