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トルコ軍は9日、隣接するシリア北部でクルド人勢力に対する地上作戦を開始した。この地域で展開していた米軍駐留部隊の撤収を見計らったタイミングでの攻撃で、トルコが迷走する米国のシリア戦略を突いた形となった。内戦の続くシリアで新たな避難民が大量に出る可能性があるほか、クルド人勢力の弱体化で過激派組織「イスラム国」(IS)が「復活」する可能性も懸念されている。
「我々の目標は我が国南部の国境を越えるテロ回廊を阻止することだ」。トルコのエルドアン大統領はツイッターでこう強調し、軍事作戦はあくまでテロ組織掃討が目的だと訴えた。
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