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女の気持ち

夢みたいだぜ 川崎市宮前区・河野友花(百貨店店員・42歳)

 6月、4歳の息子が保育園に行きたくないと泣くようになった。園で大いに荒れ、帰宅後も押し黙っている。何を聞いても「今は言えない」。正直、夫も私も疲れてしまった。

 その日の朝も廊下で大泣きする息子を先生に託し、仕事へ向かった。いつまで続くのかと重い気持ちで働きながら、ある考えが浮かんだ。お迎えのとき息子に話すと、満面の笑みで承諾してくれた。翌朝、夫に駅まで送ってもらい2人で旅に出た。行き先を決めない旅である。

 「悩んでいるときはやっぱり北上するのがいいか」と、各駅停車で北へ向かう。車窓からビルが消え、田畑が増え、やがて雨が降り出した。6時間半ほどかけて宇都宮に到着。大雨と人身事故の影響で電車は大幅に遅れていた。このへんの安宿に1泊するか、と思っていたら「福島へ行きたい」と息子が言う。福島県は私の故郷だ。

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