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気象庁「命守るため、早めの備え、避難を」史上最大規模 台風19号12日上陸へ

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台風の接近前に備えること

 大型で非常に強い台風19号が、12日夕方から夜遅くにかけて接近・上陸する恐れが高まっている。最大風速44メートル以上54メートル未満の「非常に強い」勢力を保ったまま本州に上陸すれば史上初となる。西日本から東北地方の広い範囲で大雨や暴風の影響が出そうで、鉄道や航空各社は事前に運転中止を決める計画運休を実施する。気象庁などは11日のうちに家庭などでできる備えを呼び掛けている。

台風19号・11日12時

 気象庁の梶原靖司・予報課長は11日午前に記者会見し、1958年に伊豆半島の狩野(かの)川が氾濫し、死者888人、行方不明者381人を出した台風に匹敵する記録的な大雨になる恐れがあり、大雨特別警報を出す可能性があることを指摘。「自分の命、大切な人の命を守るために、風雨が強まる前に、夜間暗くなる前に、市町村の避難勧告などに従って早め早めの避難、安全確保をお願いします」と呼び掛けた。

台風19号に備えてスーパーに買い出しに来た人たち。レジ待ちの行列は数十メートルになり、飲料水とカセットコンロ用のボンベは開店後まもなく売り切れた=横浜市神奈川区で2019年10月11日午前9時50分、丸山博撮影

 日本気象協会の気象予報士で防災士の資格も持つ猪股竜彦さんによると、台風19号は風が強いことに加え、9月に停電などの大きな被害を与えた台風15号よりも雨の量が多くなる見通しだという。風や雨が強まる前に、家の外に置かれた飛びやすいものを室内や倉庫に入れるほか、側溝の落ち葉を取り除いて、水があふれないようにすることを求めている。

 停電や断水が起こる可能性に備えて、ラジオや懐中電灯に使う乾電池を用意するほか、浴槽に水をためると生活用水に使うことができることも指摘する。また、大きな河川の近くに暮らしている場合は、備蓄する食料などは2階に移動しておいた方が良いという。猪股さんは「雨が降り始めたら、屋根に上るなど家の外での作業は危険なのでやめてもらいたい。早めの避難を心がけてほしい」と話している。

 台風15号が市民生活に大きな影響を及ぼした千葉県は新たな台風に備えてもらおうと「自分や家族を守るため」の五つの注意点を発表した。早めの避難▽水、食料、電池などは最低3日分、できれば1週間分備蓄▽ガソリンなど燃料は満タン▽家族、知人との連絡体制の確認▽最新の気象情報に注意――を呼び掛けている。

 気象庁は大雨の備えに対して、自治体が公表しているハザードマップなどを確かめ、土砂災害や浸水の危険がある場所をあらかじめ把握するように注意喚起している。経済産業省はソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)でガソリン車への給油や電気自動車への充電を「満タン」にすることを呼びかけている。【高島博之、田中裕之】

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