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台風19号接近 県、900人態勢で対応へ 鉄道各社は計画運休発表 /埼玉

砂を入れた土のうを作る熊谷市職員=埼玉県熊谷市代で

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強風に備え、建設現場の養生シートを束ねる作業員=埼玉県朝霞市本町で

 大型で非常に強い台風19号の接近を控え、県内では11日も関係者が対応に追われた。県は12日以降、900人態勢で警戒に当たることを決め、大野元裕知事も自ら動画で安全確保を呼びかけた。また鉄道各社は12日の計画運休を発表。自宅待機に不安を持つ住民に向け、各自治体は自主避難所の設置を急いだ。【平本絢子、中山信、橋本政明、仲村隆】

     ■行政機関

     国土交通省関東地方整備局は11日、さいたま市内で東京管区気象台と共同で記者会見し「避難場所やハザードマップの確認を」と呼びかけた。整備局が個別の台風について事前に会見を開くのは初。

     気象台によると、台風19号は12日夕方から13日にかけて県内に最接近する見込み。1時間に80ミリの猛烈な雨が降り、24時間雨量は最大300~500ミリに達する恐れがあるとして、土砂崩れや河川の氾濫、道路や地下鉄駅の冠水が起こる可能性を指摘した。永井佳実・気象防災情報調整官は「命を守るために勇気を持って早めの避難を」と話した。

     県は11日、議会閉会後に台風対策会議を開催。12日午前10時に災害即応室を設置し、900人態勢で警戒に当たり、被害が甚大と判断した場合は自衛隊の派遣を要請することなどを確認した。

     各市町村では自主避難所の準備や設置が進んだ。朝霞市が5カ所、坂戸市が3カ所を11日夕に開設したほか、さいたま、秩父、春日部など各市は12日に設置。カスリーン台風(1947年)の堤防決壊で多数の死者が出た加須市、2017年の台風21号で500件近い浸水被害があった川越市でも自主避難所が設置される。

     熊谷市代の市建設部維持課分室では、職員が袋に砂を詰め、次々と土のう(重さ15キロ程度)を作っていた。要望する市民に必要数を車で配達しており、10日は230袋、11日は午前中だけで500袋に達した。課外からの応援職員も含め約20人が対応に追われた。

     ■交通

     鉄道各社は県内の路線でも12日の運転を取りやめる。JR東日本は正午から、高崎線全線▽京浜東北線全線▽埼京線全線▽川越線全線――を運休し、午前11時から八高線全線で運休。大宮駅発着の臨時列車も全て運休する。

     東武鉄道は伊勢崎線▽野田線▽東上線▽越生線――の各全線で午前11時から本数を減らし、午後1時から運休する。西武鉄道は池袋線、新宿線いずれも12日午後1時からの全線運休を決めた。

     国際興業バスは、一般路線バス、空港連絡バス、高速バスの全ての路線の運行を12日正午から取りやめると発表した。13日の運行予定は12日に決定する。

     東日本高速道路(NEXCO東日本)も12日に広範囲で通行止めの可能性があるとして、事前の確認や予定変更を呼び掛けた。

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