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宮城・大川小訴訟確定 命守る教育行政を 遺族、再発防止を注視

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上告棄却の報を受けた後も、我が子の捜索を続ける鈴木実穂さん=宮城県石巻市の大川小被災校舎周辺で2019年10月11日、百武信幸撮影
上告棄却の報を受けた後も、我が子の捜索を続ける鈴木実穂さん=宮城県石巻市の大川小被災校舎周辺で2019年10月11日、百武信幸撮影

 児童ら84人が犠牲となった宮城県石巻市立大川小学校の津波被災を巡る訴訟は最高裁で遺族らの勝訴が確定し、遺族らは11日、「子どもの命を守る学校を」との思いを新たにした。決定により組織を挙げた事前防災が教育現場に促されることになりそうで、各地で試行錯誤が続く。

 原告の遺族らは11日、5年7カ月に及んだ裁判が大きな区切りを迎えたことに安堵(あんど)の表情を浮かべ、亡き子の命が学校防災の中で生き続けることを願った。

 「いい結果が出たよ」。原告の鈴木実穂さん(51)は同日昼ごろ、別の原告の遺族からの電話で決定を知った。鈴木さんは6年生だった長男の堅登さんを亡くし、4年生だった長女の巴那さんが行方不明のまま。8年7カ月の月命日であるこの日も、娘の手がかりを求めて旧校舎周辺を捜索している途中でその報に触れ、ともに捜索する原告遺族と苦労を分かち合った。

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