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台風19号 県内も風雨被害 串本で漁港設備が破損 /和歌山

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 台風19号が和歌山に接近した12日、県内各地で風雨が強まった。沿岸部の工場では高波によって窓ガラスなどが破損。鉄道の運休も相次いだ。串本町古座の170世帯288人に避難勧告が出されたほか、県内17市町で避難準備・高齢者等準備開始が発令された。午後6時現在、県内でけが人は確認されていない。

     和歌山地方気象台によると、最大瞬間風速は串本町の潮岬で29・3メートル▽日高川町で27・8メートル▽和歌山市で24・6メートル――などを観測。降り始めからの総雨量は12日午後5時までで、那智勝浦町で257・5ミリ、高野町で180・5ミリとなった。

    被害

     串本町と太地町の沿岸部では、それぞれ水産加工場が1棟ずつ、高波によってシャッターや窓ガラスが壊された。また、串本町古座の動鳴気(どめき)漁港では、沖合の堤防ブロックが高波の勢いで約70メートルにわたって破損した。

     また、新宮市熊野川町西の県道では斜面が約20メートルにわたって崩れ、土砂が道路を覆ったため通行止めとなった。高波で通行止めとなっていた串本町姫の国道42号では、幅約5メートル・長さ約15メートルにわたり陥没が見つかった。

     関西電力によると、県内各地で停電が発生。12日午後5時現在で、田辺市、新宮市、那智勝浦町で約2400軒が停電した。風雨による倒木で架線が切れるなどしたことが原因という。

    交通機関

     JR西日本は紀勢線の特急「くろしお」を終日運休。同線や和歌山線などの普通電車も運転を見合わせた。南海電鉄の極楽橋―高野山間のケーブルカーも倒木が原因で一時運休した。【最上聡】

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