クルド避難10万人、人道危機 どこに行けば

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 トルコ軍によるシリア北部への地上作戦の激化に伴い、居住地を追われる避難民が増加している。国連によると11日までに避難を始めた住民は10万人。戦闘が長期化すれば30万人に達するとの見方もあり、深刻な人道危機が懸念されている。【カイロ篠田航一】

 「砲撃音で子供たちが泣き叫んでいる。家族でこれから避難するが、どこに行けばいいのか。なぜこんな目に遭うのか」。断続的にトルコ軍の砲撃を受ける町アルークに住むクルド人の教員、アブドラ・ダンドさん(42)が11日、毎日新聞の電話取材にそう語った。

 周辺ではインフラが破壊され、断続的な停電や断水も発生しているという。中東メディアには、シリア北部各地の空爆で市街地に黒煙が噴き上がり、毛布や食料を背負った住民が避難する様子が映し出されている。ラス・アルアインに住む30代男性は「これから冬が来るのに、家を捨てて逃げるのが怖い。世界は困っている人をいつも見捨てる」と話した。

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