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台風19号 荒れる川、6都県で氾濫 大規模浸水被害恐れ 江戸川区43万人避難勧告

台風19号の影響で増水した多摩川=川崎市高津区で12日午後4時35分、小川昌宏撮影

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 台風19号の接近に伴う大雨となった12日、関東や東海、東北地方を中心に河川の流量が増えたり、複数のダムで放水されたりして、水位が急上昇した。午後9時現在、東京、埼玉、神奈川、福島、長野、静岡の6都県で氾濫が確認された。【宮崎隆、南茂芽育】

 気象庁などによると、午後8時半までに、多摩川▽荒川▽相模川中流▽入間川流域▽菊川▽宇多川――など16の河川が氾濫危険水位に到達。最悪のレベル5に次ぐレベル4にあたる「氾濫危険情報」が発出された。東京や神奈川、埼玉、静岡など1都5県で大規模な浸水被害の恐れが高まった。

 午後5時ごろには静岡県菊川市神尾の牛渕川が氾濫した。住宅被害は確認されていない。同6時40分ごろには、埼玉県東松山市葛袋の都幾川で水が堤防を越えた。国土交通省関東地方整備局が被害の状況を調べている。

 多摩川では同3時40分ごろ、東京都調布市の観測所で氾濫危険水位に達した。都によると、奥多摩町の小河内ダムは大雨で水位が上昇したため、同6時から下流の多摩川に流す水量を増加した。また、相模原市緑区の城山ダムでも午後9時半、神奈川県が緊急放流を始めた。相模川など流域の河川で水位が急上昇する恐れとなった。

 午後8時過ぎには、長野県上田市国分地区と長野市篠ノ井地区の2カ所で千曲川が氾濫した。福島県相馬市北飯渕でも宇多川の氾濫が確認された。

 気象庁が今回と規模や状況が似ていることから警戒例として取り上げた61年前の「狩野川台風」で、死者・行方不明者1269人が出た伊豆半島の狩野川は、同7時10分に氾濫危険水位に。東京都の下町エリアの荒川流域では浸水被害の恐れが高まり、江戸川区は約43万人に避難勧告を発令した。

千葉など21万戸停電 東電管内

 東京電力によると12日午後8時半現在、神奈川県約7万7400戸▽千葉県約7万2500戸▽静岡県約4万3900戸――など管内の計約21万4500戸が停電している。中部電力管内では12日午後8時までに、最大で長野県2万7530戸▽愛知県1220戸▽岐阜県1700戸▽三重県3760戸▽静岡県の一部5210戸――が停電した。【岡村恵子】

大震災以来の成田着陸禁止

 成田空港(千葉県成田市)は12日午前11時以降の旅客機の着陸を禁止し、午後0時25分ごろに出発便を含む全便の運航を終了した。着陸禁止措置は2011年3月の東日本大震災以来。

 9月の台風15号の反省から、周辺の鉄道の運行中止や道路の通行止めを見込み、大勢の旅客が空港で足止めされる事態を防ぐために実施されたという。

 午後3時現在、12日に572便、13日に65便が欠航か欠航予定となった。滞留者は12日午後4時現在1530人に上った。【中村宰和】

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