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ストーリー

難病の「脳炎」家族と闘う 社会復帰7年がかり 「2歳」から再出発

 手帳には、その日の出来事と四角いチェック欄付きの予定が書き込まれている。日付と曜日は手書き。その文字は勉強中というイタリア語だ。「寝る前に今日あったことを記録し、忘れないように明日以降の予定を書き入れます」。さいたま市で家族と一緒に暮らす柳恵子さん(29)にとって手帳への書き込みは重要なルーティンの一つ。「抗NMDA受容体脳炎」の後遺症である記憶障害(高次脳機能障害)を補うためのリハビリで学んだ「作業」だ。精神障害者保健福祉手帳(2級)を持っている。

 今年4月から東京出入国在留管理局(東京都港区)で働く。自宅からバス、電車を乗り継ぐ通勤時間は約2時…

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