東京消防ヘリ 福島・いわきで救助中、誤って70代女性落下し死亡

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ヘリで救助中の女性が落下した事故で陳謝する東京消防庁幹部ら=東京都千代田区で2019年10月13日午後4時34分、伊藤一郎撮影 拡大
ヘリで救助中の女性が落下した事故で陳謝する東京消防庁幹部ら=東京都千代田区で2019年10月13日午後4時34分、伊藤一郎撮影

 東京消防庁は13日、福島県いわき市平で、台風19号の救助活動に当たっていた消防ヘリ「はくちょう」の救助隊員が77歳の女性を誤って落下させる事故が起きたと発表した。女性は心肺停止状態で同市内の医療機関に搬送されたが、間もなく死亡が確認された。

 同庁によると、13日午前10時ごろ、女性の夫からの要請で浸水地域に到着したヘリから2人の救助隊員が地上に降下。孤立住宅の玄関先で待っていた女性にハーネスを付け、隊員1人が抱きかかえた状態で引き上げられたが、ヘリに女性を収容する際、誤って高度約40メートルから落下させたという。

 引き上げ時、ハーネスの取り付け具がフックにかけられていなかったといい、地上で付け損ねたまま引き上げたとみられる。通常は救助者を地面に座らせて作業するが、今回は50センチほど浸水していたため、隊員が抱きかかえた状態で作業したことからミスが生じた可能性があるという。

 同庁の清水洋文次長は13日夕、記者会見を開き「救助中の手順を誤った。大変申し訳ない。再発防止と信頼回復に全力を尽くす」と謝罪した。【川上珠実、伊藤一郎】

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