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千葉で突風、再び停電、断水 被災者「またか」と疲れ切った表情

台風15号で被災し屋根にかけたブルーシートが台風19号の強風で飛ばされ、再度かけ直す住民=千葉県鋸南町で2019年10月13日午前8時46分、手塚耕一郎撮影

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 9月の台風15号で4万棟超の住宅被害や長期停電があった千葉県内は台風19号でも停電が最大約13万8000棟、断水が最大約1700戸に上った。一夜明けた13日、前日に竜巻とみられる突風に襲われた市原市では住民ががれきを撤去。台風15号の被災地では、ブルーシートが飛ばされた屋根の張り直し作業に追われ、被災者は「またか」と疲れ切った表情を浮かべた。

 市原市では台風19号通過前の12日午前8時ごろ、突風が襲い、全壊9棟を含む住宅86棟(速報値)が損壊した。

 長男(24)や3人の孫、母(77)がけがをした鑓田(やりた)和美さん(54)は13日朝、がれきの山となった2階建ての自宅跡を見つめて、ため息をついた。

 家族や親戚とともに10人以上で、がれきの中から携帯電話や使えそうな生活用品を運び出した。「市に問い合わせたら、自分たちで撤去するよう言われた。でも個人ではとても無理」。鑓田さんはそう言ってうつむいた。

 台風15号で多くの住宅が被害を受けた館山市では12日午後8時ごろ、最大瞬間風速33・9メートルを観測した。

 同市布良の嶋田信子さん(57)は13日朝、避難所から2年前にリフォームしたばかりの自宅に戻った。ブルーシートはめくれ上がり、その下で仮留めしていた瓦がはがれ落ちた。外壁の一部に新たに穴も開いた。嶋田さんは「まだまだ、ブルーシート生活が続くのか」とうなだれた。

 鋸南町岩井袋の三橋美子さん(63)は、台風15号で屋根が一部飛ばされてシートで応急処置した自宅で一夜を明かした。台風19号でシートは飛ばされ、さらに瓦数枚がはがれた。13日は朝から屋根に上ってシートを張り直した。「危ないと言われても人手がない。自分たちで直すしかない」【加藤昌平、斎藤文太郎】

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