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台風19号 「浸水、あっという間」 志摩で30棟 /三重

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 台風19号の影響で県内は激しい風雨に見舞われた。400ミリを超す激しい雨が降った志摩市では、住宅30棟が浸水被害を受けた。地元消防団や警察によってボートで救助された人もいた。【林一茂】

     同市対策本部は13日、住宅被害は大王町畔名で27棟、同船越で1棟、阿児町甲賀で2棟に上ったと発表した。急激な増水のために取り残された18世帯31人が、地元消防団や警察によってボートなどで救助され、避難所に搬送された。

     大王町畔名で住宅が水につかった場所は、熊野灘と堤防で隔てられた低地。避難所となった高台の地区防災施設では延べ23世帯35人が、水が引くのを待っていた。

     同地区で民宿を経営する内田珠美さん(81)は、12日午後3時半ごろ、警戒中の消防団員から「逃げなくてはだめ」と言われ、ゴムボートに乗せられ脱出した。「あっという間に水位が上がり、床上浸水した。41年間営業しているが、こんなのは初めて」と驚いた様子だった。この連休で20人の予約を受けていたが、事前にキャンセルしたという。

     民宿に泊まっていた伊勢志摩を旅行中の札幌市手稲区の無職、小原伸一さん(71)も、内田さんと一緒に避難した。「乗ってきた車が無事かどうか心配。逃げるときはタイヤの一部がつかっていた」と不安げに話していた。

     友人からの電話で浸水を知った同地区の浜田美智代さん(58)は、冠水した道路を車で避難。2時間後にペットの犬を助けるために戻ってきて、腰まで増水した中、消防団員にボートに乗せてもらい救出された。「危ういところを助かった。消防団に感謝」と話していた。

    紀北町で灯台流失

     紀北町東長島では、長島港の防波堤から約2・2キロ沖の長島港大石灯台が倒壊した。尾鷲海上保安部によると灯台は高さ8・3メートルで、岩の上に設置され、1973年から運用していた。台風による風や波の影響で根元から折れ、流失したとみられる。

     同海保は13日午後3時ごろ、非常用の簡易な灯台を設置し、仮復旧した。【谷口豪】

    〔三重版〕

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