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避難所が被災 孤立の住民ようやく救出 福島県郡山市

荷物を取りに一時帰宅する人たち=福島県郡山市安積町日出山で2019年10月14日午前11時22分、磯貝映奈撮影

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 台風19号で氾濫した阿武隈川沿いの福島県郡山市安積町日出山地区や同市田村町金屋地区では14日も冠水状態が続き、自衛隊や消防が建物に取り残された人の救助作業を続けた。長靴をはいた住民が泥かきや、水につかった荷物を運び出すなど片付けに追われたが、午後からは雨が降り出し、住民は不安な表情を浮かべた。

 14日昼の時点で、安積町日出山地区の帝京安積高校前の道路は膝上まで水につかるほど水が残った状態。同校に避難した住民約150人が孤立し、校舎の向かいのマンションにも住民約20人が取り残されていた。午前5時半ごろから約3時間半、自衛隊や消防隊員がボートで救出作業を続け全員を救出。同校に避難していた70代の女性は「床上浸水が始まって、これはまずいと思って避難した。避難所に来て安心していたが、まさか避難所から出られなくなるとは思わなかった……」と言葉を詰まらせた。

 田村町金屋地区でも、荷物を取りに一時帰宅する住民が膝まで水につかりながら歩いていた。友人宅に身を寄せ、布団や着替えを取りに来た男性(45)は「水が引かないと片付けもできない。休みのうちに終わらせたかったのに」と肩を落とした。

ボートで救出された住民ら=福島県郡山市安積町日出山で2019年10月14日午前10時7分、磯貝映奈撮影

 同市災害対策本部によると、両地区周辺はもともと低い土地で水がたまりやすい。ポンプで排水を続けているが水量が多く、作業が追いついていないのが現状だ。

 この日は午後1時半ごろから雨が降り始め、多くの住民が作業を中断。一度外に出した荷物にビニールシートをかぶせたり、家の中に戻したりと作業が増え、復旧は難航している。【磯貝映奈】

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