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孤立した病院と老人保健施設 ようやく水が引く 福島・本宮

孤立から一夜明け、浸水した1階部分から椅子や医療器具などを運び出す職員ら=福島県本宮市本宮の谷病院で2019年10月14日午前9時2分、寺町六花撮影

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 台風19号で阿武隈川が氾濫し、支流の安達太良川の堤防も決壊した福島県本宮市で、患者と職員ら計約200人が取り残されていた「谷病院」と隣接する介護老人保健施設「明生苑」では、13日夜までに周囲の水が引いた。14日は早朝から、入院患者の家族が着替えや食料を持って訪れ、職員らは浸水した機材の運び出しや泥を掃き出す作業に追われた。

 同病院の谷亜希子医師によると、水かさが増し、1階部分まで浸水した13日未明、患者たちは2~5階にそのまま待機した。透析が必要な患者たちは13~14日に救助して転院させており、他の患者たちの様子に問題はないという。現在患者たちはおかゆやサバ缶などの非常食を取っているが、調理室も浸水したため、「高齢者が多く、食事をどうしていくか栄養担当者が検討中」という。

 停電後は非常用電源を使っているが、供給が不安定なため、心電図や点滴の機械が正常に機能していないという。浸水した1階部分は外来の診察などを行っていたといい、谷医師は「レントゲンや採血検査、MRI(磁気共鳴画像化装置)の機材がだめになってしまった。1週間後の外来再開を目標にしているが、どうなるかわからない」と厳しい表情で話した。【寺町六花】

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