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食品ロス削減推進シンポジウム 専門家講演 事例示し課題指摘

井出留美(いで・るみ)氏=東京都千代田区一ツ橋1の毎日ホールで2019年10月2日、山田茂雄撮影

 世界で年間40億トンの食料生産量があり、その3分の1が廃棄されています。こんなに捨てるならば、最初から作らないほうが働く人は楽です。食品ロス削減は働き方改革でもあります。働き方を変えることで食品ロスを減らしている事例がいくつもあります。

 広島市に「捨てないパン屋」として知られる店があります。以前はたくさんパンを捨てていましたが、ヨーロッパに修業に行ったら、その店では良い原材料を使って、1個のパンも捨てない。これに学び、従業員を夫婦2人にして、週3回、半日だけ売るようにしました。年商2500万円を保ちながら、休みを増やしています。京都市では1日100食限定で国産牛のランチを出す店があります。店には冷凍庫がなく、食品ロスはほとんどありません。育児、介護をしていても働けます。

 食品ロス削減では教育が大事です。学校給食で牛乳の飲み残しが課題になっています。都内にある小学校の栄養士は、学校に牛を連れて行き、小学生に牛の乳搾りをしてもらいました。牛乳は牛の命からいただいていることを肌で知ってもらったところ、飲み残しが激減しました。今は食品のもとになる命と消費者との距離が大きいと感じます。赤松利恵・お茶の水女子大基幹研究院教授の研究室は食育紙芝居「にがてなたべものにチャレンジ…

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