昨譜で渡辺が手待ちを繰り返し、双方の玉型に明らかな差がついた。
初心者には、玉は必ず囲いの中に収めるように教えるが、近ごろの角換わり戦は、図のような城外玉が多くなっている。2二に入城させると先攻されたときに当たりが強い。城外玉は堅さよりも広さを重視し、先手の攻めに肩透かしを食わせる発想が根底にある。
羽生は短考で[先]4五桂と跳ね、渡辺は強防の[後]2二銀で応えた。[後]4四銀の方が形はよいが、譜の通り、単騎の桂跳ねを捕獲する方針である。
この記事は有料記事です。
残り445文字(全文671文字)
毎時01分更新
乳幼児健診を受けていない子どもが保護者らの虐待を受けて死亡…
世界各国・地域に独自の文化がある。情報発信を担う駐日大使や…
新型コロナウイルスの患者用病床の「供給源」として、民間病院…