メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

台風19号 沼津で163棟浸水 伊豆の国「家財の半分だめに」 /静岡

水損したさまざまな家庭用品を分別し、ごみ収集車で回収する作業員=静岡県沼津市大平で

[PR]

水につかったたんすからものを取り出すなど片付けに追われる住民=静岡県伊豆の国市韮山多田で

 台風19号の大雨で、沼津市大平では12日から13日にかけ大平江川の水があふれ、床上39棟、床下124棟の計163棟が浸水した。狩野川沿いの大平地区は大雨のたび、狩野川への排水が困難になり、たびたび水があふれるが、住民によると、大規模な家屋の浸水は十数年ぶりという。

 住民は15日、水損した生活用品を市立大平中沿いの歩道に出し、市の作業員が収集車をピストン輸送させた。畳、じゅうたん、洗濯機などが中学校のフェンス沿い約100メートルにわたり、幅約2メートルの歩道を埋め尽くした。

 同地区の介護老人保健施設おおひらには、12日夜はショートステイなども含め94人の高齢者がいた。災害応援で宿直に加わった高尾雅之相談課長は「浸水は13日午前1時ごろに始まり、1センチほどたまった。朝方には水ははけたが、お年寄りの体調が心配だった。13日夕方に業者に消毒してもらった」と話した。

 農業の男性(44)は高台の親戚宅に避難した。「12日昼ごろ、軽トラックの車体が水につかるくらいまで道路が約30センチ浸水したので避難した。6棟ある花の温室はきっちり閉めたので浸水を免れたが、通路には泥混じりの水や流された稲わらが入ってきてしまった」と話した。

 伊豆の国市長崎地区も一帯が浸水したが、15日までに水が引き、住民が水をかぶった家財を運び出すなど片づけに追われた。

 同市韮山多田の会社員、金子誠さん(56)の住宅は、12~13日に約50センチ床上浸水した。金子さんは「たんすの中にまで水が入っており、家財の半分はだめになってしまった」と肩を落とす。ストレスからか義母に嘔吐(おうと)の症状が出ているといい、「家族もゆっくり眠れていない。重いものを運び出すので体が痛いです」と話していた。【石川宏、垂水友里香】

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 切羽詰まった心理につけ込み… トイレ修理のトラブル増加、150万円請求も

  2. 余録 かつて「長者番付」と呼ばれる高額納税者リストの注目された時代があった…

  3. 真面目なラブホテル苦境 給付金もGoToも対象外 「推奨されていい」はずなのに

  4. 中村文則の書斎のつぶやき コロナから逃げる政権

  5. 行く手を阻むバス、バス… 60台で巨大迷路 コロナ禍逆手に「はとバス」企画

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです