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温暖化被害、最悪GDPの8.6%に

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米オクラホマ州での小麦の収穫作業。地球温暖化に伴う収量減少などで農作物価格の高騰も予測されている=ロイター
米オクラホマ州での小麦の収穫作業。地球温暖化に伴う収量減少などで農作物価格の高騰も予測されている=ロイター

 <くらしナビ 環境>

 地球温暖化がこのまま進んだ場合、今世紀末時点で生じる経済損失は深刻な影響が予測される9分野だけで見ても、最大で世界各国の国内総生産(GDP)合計の8・6%分に相当する――。そんな試算を国立環境研究所などの研究チームが、英科学誌「ネイチャー・クライメート・チェンジ」に発表した。

 世界の平均気温の上昇を産業革命前に比べて2度未満に抑えるという温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」の目標を達成できるなどすれば、損失額はGDP合計の1・2%以下に抑えられるという。

 国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)によると、効果的な温暖化対策を取らなければ、今世紀末の気温は4度程度上昇すると予測される。

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