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台風19号 避難所生活、疲労にじむ 水戸市立飯富中 県内最多90人 /茨城

避難者たちは体育館のテントの中で、弁当を食べたり横になったりして過ごしていた=水戸市飯富町で

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体育館の外では「水戸市女性防火クラブ」のメンバーが炊き出しを実施した=水戸市飯富町で

 水戸市飯富町の市立飯富中学には、16日午後1時の時点で、県内最多となる約90人が避難している。15日夜、体育館のテントの中で肩を寄せ合う避難者の顔には、疲労がにじんでいた。

     「洗濯する場所と風呂があればなあ」。15日、体育館の床に敷いたマットに座っていた梶山隆さん(65)がつぶやいた。

     水戸市藤井町にある梶山さんの平屋建ての自宅は、背丈よりも高い場所まで浸水した。押し入れまで泥水が押し寄せ、タンスや衣類は水浸しで着替えがなくなり、友人から借りたジャージーの上下3組を着回している。

     自宅の泥をかき出す作業で汗と泥にまみれ、14日は自家用車でスポーツクラブに行って風呂に入った。慣れない環境で不便を感じるが、「避難所があるだけありがたい」と語った。

     避難者は周囲からさえぎられたテントで過ごすが、足を伸ばして寝るのがやっとのスペースだ。多くの人は朝から自宅で作業し、日が沈むと避難所に戻る生活を続けている。15日午後6時ごろ戻ってきた年配の女性は、泥で汚れたズボンを見ながら「何日続くんだかねえ」と疲れた表情でつぶやいた。

     体育館の玄関には、泥で汚れた長靴が並ぶ。その脇には、自由に利用できる飲料水や洋服、マスクや使い捨てカイロなどがあった。

     午後6時ごろ、洋服の前で大柄な男性(77)が立ち止まっていた。男性は台風が通過した13日未明から避難しているが、15日夜の冷え込みに備えようと洋服を見ていた。「何枚か肌着を重ねようと思ったけど。サイズが合う物がなかなかないね」と残念そうだった。

     避難所から夜勤に通う男性(46)もいた。男性の自宅も平屋建てで、天井付近まで浸水した。自宅に残してきた猫が気になっているという。

     避難者には弁当が支給されているが、15日夜には「水戸市女性防火クラブ」のメンバーが炊き出しを実施。温かいみそ汁を振る舞った。【川島一輝、小林杏花】


    避難所生活の注意点◇

     ◆感染症防止

    ・こまめな手洗い、うがい

    ・マスク着用

    ・歯磨きの徹底

     ◆エコノミークラス症候群防止など

    ・水分摂取

    ・定期的に足や足首を動かす

     ◆破傷風防止

    ・傷口はよく洗う

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