重度障害の男性、60年来の夢実現 小学校で授業と給食 児童ら「かなえてあげたい」

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
児童に給食を食べさせてもらう田中さん(中央)。後ろは黒板に歓迎の飾り付けをする児童ら。
児童に給食を食べさせてもらう田中さん(中央)。後ろは黒板に歓迎の飾り付けをする児童ら。

 脳に障害があり、小学校への通学が認められなかった福岡県豊前市三毛門の田中邦治(くにはる)さん(66)が16日、三毛門小学校の4年生の児童と授業や給食を共にし、念願だった学校生活をおよそ60年ぶりに体験した。【籔田尚之】

 1979(昭和54)年の養護学校(当時)義務化まで、田中さんのような重度の障害者は就学猶予、免除者とみなされ、教育を受ける権利を奪われていた。

 同小4年の児童36人と田中さんの接点は、社会福祉の授業。今月11日、車いすの田中さんらと障害者スポーツで交流した際、児童たちは学校に通いたくても通えなかった田中さんの夢が、みんなと授業を受け、給食を食べることだと知った。担任の榊原由樹教諭に「一緒に授業を受けて給食を食べたい」と訴え、市社会福祉協議会が仲介し、この日の“特別授業”が実現した。

この記事は有料記事です。

残り422文字(全文777文字)

あわせて読みたい

注目の特集