「人工透析再開の意思表示無視で妻死亡」夫らが公立福生病院を提訴

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公立福生病院を巡る人工透析治療問題で、東京地裁に入る遺族の代理人弁護士ら=東京都千代田区で2019年10月17日、熊谷豪撮影
公立福生病院を巡る人工透析治療問題で、東京地裁に入る遺族の代理人弁護士ら=東京都千代田区で2019年10月17日、熊谷豪撮影

 公立福生病院(東京都福生市)で、都内の腎臓病患者の女性(当時44歳)に対して外科医が人工透析治療をやめる選択肢を示し、同意した女性が亡くなった問題で、女性の夫(52)と次男(21)が17日、病院を運営する福生病院組合(管理者・加藤育男福生市長)を相手取り、慰謝料など2200万円の支払いを求める訴えを東京地裁に起こした。夫らは「医師らが透析再開を求める意思表示を無視したため、女性は死亡した」などと主張している。

 訴状などによると、女性は昨年8月9日、透析用の腕の血管の分路(シャント)が詰まったため病院を受診した。外科医は「首から管(カテーテル)を入れて透析を続ける」「透析治療を中止する」――の二つの選択肢を女性に示した。女性はいったんは治療中止の同意書に署名したが、容体が悪化して入院した後、「こんな苦しいなら透析した方が良い。(治療中止を)撤回する」と病院側に伝えた。しかし病院側は治療を再開せず、女性は…

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