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台風19号 円谷マラソン中止 須賀川市内浸水被害で /福島

約20センチの高さまで浸水した須賀川アリーナのロビー。メモリアルマラソン用に製作したカウントボード(左奥)は「開催まであと8日」で止まっていた

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 来年夏の東京五輪・パラリンピックを前に改めて郷土の誇りを語り継ごうと、須賀川市などが20日開催予定で準備を進めていた第37回円谷幸吉メモリアルマラソン大会は、台風19号で市内が浸水する大きな被害が出たために中止された。同大会の中止は初めて。

     市などで組織する大会実行委員会事務局によると、発着点の須賀川アリーナ(同市牛袋町)が近くを流れる釈迦堂川の氾濫などで床上浸水し、市内のコースも冠水で被害が出たため14日に中止を決めた。須賀川アリーナは床上約20センチの浸水で現在も停電し、メインアリーナの木の床が水を吸って一部は反り返っているという。

     今大会では発着点付近やコース沿道に、プランターに植えたサルビアの赤い花を飾っていた。1964年東京五輪の際、円谷選手を応援するためにサルビアの花で市内を飾ったことにちなんで、地元の小中学生らが植栽した。これらの花は台風接近前に高い場所に移動し、ほぼ無事だった。

     円谷選手(40~68)は須賀川高時代に長距離走を開始。高校卒業後、陸上自衛隊に入ってから頭角を現した。64年10月21日の東京五輪マラソンでは、最後まで後ろを振り返らない力走で銅メダルを獲得し、国民を歓喜させた。

     「第二の円谷」育成も目指すメモリアルマラソンは日本陸連公認コースで、ハーフや10キロ、5キロなどの距離、年齢別の部門に全国の社会人から子どもまでの男女約3400人がエントリー。招待選手として、メキシコ五輪銀メダリストで、円谷選手と共に東京五輪マラソンに出場した君原健二さんらも出場予定だった。

     大会事務局の担当者は「走るのを楽しみにしていた方には申し訳ない。私たちも大変残念です」と話していた。【笹子靖】

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