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論点

続くサンマ不漁

松井敏郎氏

 「秋といえばサンマ」のはずだが、近年不漁が続いている。今年も漁獲は低調で、各地の初物の水揚げは約1カ月遅れた。過去の乱獲などが背景にあるとみられ、日本や中国など8カ国・地域が参加する国際会議は今夏、初めて漁獲量の制限を設けることに合意した。これまで通りの食卓を守るため、何が必要なのだろうか。

 今年も恒例の「目黒のさんま祭」を9月15日に無事に開くことができた。直前まで「生」を運べるかどうか、やきもきさせられたが、直前になって船頭さんらの努力で23トンを気仙沼に水揚げし、えりすぐりの7000匹を目黒に届けることができた。以前と比べると小ぶりで脂の乗りも今一つだが、万一に備えて用意していた解凍ものを使わずに生を運べたことにほっとしている。多くの人たちの協力と、台風15号が過ぎ去ったあとの天運もあっただろう。

 落語の「目黒のさんま」にちなんだ思いつきで1996年に始めた祭りだが、当時はサンマなんて大衆魚も大衆魚。気仙沼では秋になればたっぷりと脂が乗ったサンマが大量に押し寄せ、我々の食卓は来る日も来る日もサンマばかり。見るのも嫌になるくらいで、わざわざ金を出して買う魚ではなかった。そんなサンマでも東京の人たちが喜んでくれるのなら、ぜひ生きのいいのを楽しんでもらおう。そんな思いで始め、今年で24回目を数え…

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