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台風19号 即位パレード延期 宮内庁「準備粛々」 被災者「祝えたか難しい」

 天皇陛下の即位に伴って22日に予定されていたパレード「祝賀御列(しゅくがおんれつ)の儀」が11月に延期されることになった。台風19号による甚大な被害に直面している被災者は複雑な心境で政府の判断を受け止め、宮内庁や警視庁はスケジュールの見直し作業に入った。

 1階が浸水した自宅の片付けに追われる宮城県丸森町小斎の無職、郡司孝子さん(88)はパレードの延期について「国の象徴として早く盛大にやってほしいとは思うが、被災者としては複雑な気持ち。本当の気持ちで祝えるかと言われれば難しいかもしれず、延期判断は仕方ないかもしれない」と打ち明けた。

 全域が断水し復旧作業が続く福島県相馬市の男性(49)は「政府が、パレードを延期して被災地対応を優先してくれるのはありがたい。全力を傾けてほしい。我々も頑張りたい」と話した。

 一方、儀式の準備を進めてきた宮内庁のある幹部は「突然でびっくりした」と漏らした。同庁の西村泰彦次長は15日の記者会見で、天皇、皇后両陛下が大雨被害についてお見舞いと哀悼の気持ちを持っていることを明らかにしていた。

 別の幹部は「延期を決定するのは政府だが、両陛下のお気持ちも酌んだのでは」と推測。パレードで使われるオープンカーの担当部署の職員は「万全な状況で臨めるよう、引き続き準備を粛々と進めるだけだ」と気を引き締めた。

 過去最大規模の警備態勢を敷く予定の警視庁幹部は「多数来日する要人の警護や、即位礼正殿(そくいれいせいでん)の儀が行われる皇居周辺などの警戒が必要なことは変わらない」と淡々と受け止めた。【井川諒太郎、高橋秀郎、和田武士】

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