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さらば「九龍城」 モチーフのゲーセンが11月に閉店 川崎

九龍城の中に迷い込んだかのような内装のアミューズメント施設「ウェアハウス川崎」=川崎市川崎区で2019年10月16日午後2時51分、国本愛撮影

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 JR川崎駅(川崎市川崎区)近くにあり、香港の中国返還に伴って消失した巨大なスラム街「九龍(クーロン)城」をモチーフにした人気アミューズメント施設「ウェアハウス川崎 電脳九龍城砦(じょうさい)」が、11月17日に閉店する。「廃虚ゲーセン(ゲームセンター)」の愛称もある独特の内装でファンも多く、別れを惜しみ足を運ぶ人が後を絶たない。

香港の九龍城をイメージした内装のアミューズメント施設「ウェアハウス川崎」=川崎市川崎区で2019年10月16日午後2時55分、国本愛撮影

 ウェアハウス川崎は、レンタルDVD店大手ゲオホールディングスの子会社「ゲオ」(名古屋市)が運営する大型ゲームセンターで、2005年12月にオープンした。5階建てビルにダーツやネットカフェなども備える。大人が遊べるスポットを目指し、18歳未満は立ち入り禁止だ。

 「訪れた客にいかに驚いてもらうか、楽しんでもらうか」を重視したという内装は、数百のアパートが密集し一体化した九龍城の雰囲気が忠実に再現されている。古く汚れてみえる細工が施され、全て手書きで書かれた看板や壁の張り紙が所狭しと並んでいる。さびたベランダに張り出した窓からは、乱雑な室内の様子までうかがえる。トイレや廊下、入り口の細部までこだわり、実際に現地で使われていた道具なども使われているという。

 そんな「レトロ」な室内だが、ゲーム機は最新のものが勢ぞろいしている。不思議な異空間に、ゲームファンだけでなく海外からも多くの観光客が訪れ、雑誌などの撮影にもよく利用されていた。

「ウェアハウス川崎」の入り口は煙が立ちこめ、アトラクションのよう=川崎市川崎区で2019年10月16日午後3時20分、国本愛撮影

 同店は毎日新聞の取材に、閉店理由を「建物の賃貸契約の契約期間が満了したため」としている。店の担当者は「閉店は従業員としてはさみしい限りだが、多くのお客様が最後に来てくれるのはうれしい。愛されているのだな、と改めて気づかされた」と話す。

 15日に店側がホームページなどで閉店を発表すると、ツイッターなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で情報が拡散。翌16日には多くのファンが店に駆けつけ、思い思いに撮影していた。友人と訪れた川崎市幸区の女性(38)は、「SNSでお店の写真を見て、どうしても見ておきたくて来た。まるで異世界に来たかのよう。なくなってしまうなんて悲しい」と残念がった。

 店は11月17日午後11時45分に閉店する。問い合わせは同店(044・246・2360)【国本愛】

「ウェアハウス川崎」では、トイレの中もわざと廃虚のような雰囲気を出している=川崎市川崎区で2019年10月16日午後3時5分、国本愛撮影
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