台風19号 犠牲者の発表、自治体で実名公表の判断分かれる

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台風19号による大雨で浸水した福島県須賀川市の市街地=2019年10月13日午前9時13分、本社ヘリから 拡大
台風19号による大雨で浸水した福島県須賀川市の市街地=2019年10月13日午前9時13分、本社ヘリから

 台風19号の死者名の発表を巡って12都県の判断が分かれている。18日午後6時現在で死者の氏名が公表されたのは岩手、宮城、栃木、長野の4県にとどまる。

 長野県などは遺族の同意を得て発表した一方、匿名で発表した群馬県は「遺族の了承が得られなかった」とし、静岡県は「県として氏名の情報を収集していない」として「死者1人」などと発表した。

 死者79人(毎日新聞集計)のうち、最多の29人が死亡した福島県の内堀雅雄知事は15日の記者会見で「犠牲者やご家族のプライバシーを尊重し、これまでも公表しておらず、今回も同様の対応を継続する考えだ」と述べた。

 国の防災基本計画では、死者や行方不明者の数は「都道府県が一元的に集約」と定めているが、氏名公表に関する規定はなく、自治体にゆだねられている。全国知事会は今夏、統一基準を作るよう国に要望した。【柿沼秀行】

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