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ラグビーW杯 日本-南ア戦の会場芝に鳥取産が選ばれた理由

味の素スタジアムと同じ「ティフグランド」の芝の状態を確認する坂出伸一さん=鳥取県北栄町の圃場(ほじょう)で2019年10月18日午前10時45分、野原寛史撮影

 ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会で史上初の決勝トーナメント進出を果たした日本代表は、20日に東京・味の素スタジアムで南アフリカと対戦する。同スタジアムの芝を生産したのは鳥取県琴浦町の専門会社・チュウブ。「自分たちが育てた芝の上で日本代表が活躍し、4年前のように勝つと信じている」と期待している。

 同社は全国2位の作付面積という鳥取県で、計210ヘクタールの圃場(ほじょう)を持つ。同スタジアムに採用した芝は米国原産で、日本では同社のみが生産権を持つ新種の「ティフグランド」。緑化資材部の坂出伸一部長(62)によると、少ない日射量でも成長し、従来より柔らかく密度の高い芝になるという。

 2014年の導入後、育て方を試行錯誤し、大会の公式練習場にもなった千葉県浦安市のラグビー場に納入。そこで選手から「クッション性が高い」と高評価を得たことがきっかけで、味の素スタジアムと熊谷ラグビー場(埼玉県熊谷市)の2会場で採用された。

 大会開幕後は、社員らが日本戦や両会場での試合をテレビ観戦し、試合展開と芝の状態を食い入るように見守っているという。

 歴史的な一戦となる会場の芝を担当することに、坂出部長は「長年かけて作り上げた芝の上で世界中が注目する試合をしてもらえるのは、うれしく誇らしい気持ち」。今後も「大きな会場で使ってもらえるように、さらに良い芝を生産したい」と意気込んでいる。【野原寛史】

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