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台風19号から1週間 再びの大雨に警戒 いわき、15万人避難勧告 /福島

約120人の住民が避難生活をしている郡山市の芳賀地域公民館=福島県郡山市芳賀2で

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 県内に大きな被害をもたらした台風19号による大雨から19日で1週間となる。被災自治体では災害ボランティアの受け付けが始まるなど、復旧に向けた動きが出ている一方、18日も行方不明者の捜索が続き、自宅に戻れない人も大勢いるなど、いまだ被害の全容は見えていない。

     一方、福島地方気象台は18日、浜通りや中通りで19日にかけて再び大雨となる見込みだと発表した。台風19号による大雨で地盤の緩んでいる地域もあり、警戒を呼びかけている。いわき市が約15万人を対象に避難勧告を出したほか、南相馬市も河川の流域などに避難勧告を出し、明るいうちの避難を呼びかけた。【高橋隆輔】

    帰宅めど立たず

     阿武隈川などが氾濫した郡山市では、大規模な浸水被害があった地域を中心に住民の避難所生活が続いている。市のまとめでは18日午前10時現在、市内の小学校や公民館など15カ所に計529人が避難している。帰宅の見通しが立っていない人も多く、不自由な生活がさらに長引くと見られている。

     市によると、台風19号が接近した11日午後から避難所を順次開設。12日深夜までに計42カ所まで増え、翌13日未明には約4000人が避難した。その後は避難指示の解除などで減少したが、現在も浸水被害が深刻だった水門町や田村町、富久山町などの住民を中心に避難生活が続く。

     同市芳賀2の芳賀地域公民館には18日現在、約120人が集会室などに分散して寝泊まりしている。斎藤妙子さん(68)は水門町の自宅から夫(75)と12日午後に避難して来た。「雨がひどくなる前に来たので怖い思いをしなくてすんだが、自宅は1階の天井まで水が来ていた」という。室内は家財が散乱して床が抜けており、「しばらく帰れません」と疲れた表情で話した。

     18日朝は冷え込みが強まり、集会室の床に毛布を重ねて寝たという避難者は暖房の強化を訴えた。近くの芳賀小学校でも約100人が体育館で避難生活をしており、早朝から暗くなるまでほとんどの住民が被災地の自宅に戻って後片付けをしているという。

     水門町で生まれ育ったという男性(87)は「これまで何度も水害を経験したが、今回の被害が一番大きい。家には住めないので親戚を転々として世話になるしかない」と話した。【笹子靖】

    自治体に続々開設 ボランティアセンター

    福島県南相馬市ボランティアセンターに相談に訪れた女性(右)=同市原町区で

     台風19号で被災した各自治体に、災害ボランティアセンターが続々と開設されている。ただ、19日は悪天候のため、活動中止を決めたセンターが多く、電話やインターネットなどで事前に確認するよう呼びかけている。

     南相馬市は18日、市と市社会福祉協議会が原町区の同協議会にセンター(080・2832・5616)を開設した。新田川の氾濫で床上浸水した高平地区の亀浦ナガ子さん(80)は窓口を訪れ、「そうじが大変。家の片付けや消毒を手伝ってほしい」と依頼した。

     活動は10月末まで毎日を予定しているが、19日は中止を決定した。佐藤清彦センター長は「応援を依頼したい人は気軽に相談を。ボランティアを希望する人はみんなで声をかけ合って参加してほしい」と話す。

     相馬市は16日、センターを小泉の「はまなす館」に開設。18日までの3日間で応援依頼が95件寄せられた。初の活動となる19日は正午から受け付け、23件の依頼にボランティア110人の活動を計画している。【高橋秀郎】

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