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台風19号 きょう1週間 不明3人、捜索続く 川崎と相模原、復旧遠く /神奈川

ところどころしか明かりのついていないタワーマンション(手前)=神奈川県川崎市中原区で18日午後7時57分

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 台風19号の通過から19日で1週間となる。大雨をもたらした台風は県内にも甚大な被害を残し、これまでに身元が判明した死者は14人。3人の行方が依然わかっておらず、捜索活動が続いている。浸水被害が相次いだ川崎市中原区では武蔵小杉地区のタワーマンションで配電設備が故障して停電し、今も復旧していないところもある。土砂災害が多発した相模原市緑区は道路が寸断され、市民生活への影響が出た。【木下翔太郎、市村一夫、高橋和夫】

     相模原市緑区牧野では12日夜に土砂が住宅に流入し、この家に住む佐々木睦(むつお)さん(67)と定子さん(63)夫婦と連絡がとれていない。また台風通過時に川崎市沖で沈没したパナマ船籍の貨物船「JIA DE」のベトナム国籍の男性乗組員(41)の行方も不明のままだ。

     県によると、今回の台風19号による重軽傷者は37人に上る。土砂災害などによる建物被害は全壊9棟、半壊9棟。相模原市と山北町では断水が約3000件で続いている。

     川崎市では、中原区と高津区の多摩川沿いを中心に浸水被害が相次いだ。18日夕までに浸水被害は8カ所で計約1685件とされているが、今後の調査で増える可能性もある。

     川崎市は17日、中原、高津、多摩の3区の計20地区で、建物被害調査を始めた。調査対象は1600件と見込んでいたが、実際に現地で被害箇所を確認したところ、地区内にさらに多くの家屋があることが判明。18日に急きょ調査対象を4300件に拡大し、調査員を86人から114人に増やした。罹災(りさい)証明書を迅速に発行するため、21日までに一通りの調査を終えたい考えだ。この3区は22日までの土、日曜、休日も罹災証明の申請窓口を特設する。

    全館復旧のめど不明 武蔵小杉の浸水タワマン

     浸水件数が約720件と最も多かった中原区。武蔵小杉地区のタワーマンション(47階建て)で配電施設が浸水した。多くの階で停電が発生し、エレベーターや水道が使えない状態になった。市によると、東京電力が関係する設備は復旧したと連絡があったが、全館が復旧するめどは不明という。18日は玄関に電気設備業者などの車両が止まり、住民の出入りはほとんど見られなかった。

    土砂崩れで道路寸断 相模原の市街地大渋滞

     相模原市緑区の山間部では土砂崩れや倒木で道路が寸断された。国道20号(甲州街道)は同区千木良―東京都八王子市南浅川町間で通行止めになり、迂回(うかい)路として利用された市街地の道路が大渋滞になった。

     国道20号の通行止めは18日朝に解除されたが、並走する中央自動車道は八王子ジャンクション―大月インター間での通行止めが続いており、開通後に渋滞が発生する可能性がある。

     国土交通省関東地方整備局は「災害復旧の車の通行を確保するためにも、国道20号の利用を控えてほしい」と呼びかけている。

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